手がしびれる
<腕が重い><手がしびれる>といった症状を若い頃から訴える方が増えました。
腕や手に何も悪いことをしてないのに症状が出ている場合、
【神経症状】を疑います。
耳慣れた言葉で言うと、神経痛ですね。
神経痛は病名ではなく、何かがきっかけになって出てくる症状名です。
例えば、椎間板ヘルニアになると神経痛が出ますが、
お尻にある筋肉が固くなって起こる利状筋症候群でも神経痛はでますし、
身体の冷えなどで出ることも少なくありません。
手の場合は何が原因かといえば、
神経の道筋で一番の中枢は【脳】になるので、
最悪のことを考えると脳疾患が考えられます。
不安な方は一度、神経内科や脳外科などを受診するのも良いと思いますが、
実際はそこに疾患をお持ちのことはほんの僅かです。
最近の症例で一番多いのは、【胸郭出口症候群】です。
聞きなれない症状名だと思いますが、
この疾患に罹患している方は、予備軍も合わせたらかなり多数です。
なぜなら、肩こりが原因になって起こることが多い疾患だからです。
【こり】は筋肉に老廃物が溜まって、柔軟性がおち緊張が続いてる状態です。
血流の悪さと合わせて神経の流れが悪くなるだけでなく、
固まった筋肉が神経そのものを圧迫することで症状が出るのです。
特に首の前方のハリが強い方、腕の付け根=胸のあたりが硬い方は要注意!
それぞれ斜角筋症候群・小胸筋症候群という呼び名で細分化されますが、
いずれも元々は首肩のこりによる悪さが原因の第一になります。
首肩がこってる・頭が痛い・腕が重いなどの症状が出ている方は
すでに警告信号がたくさん出ていることになります。
ぜひ、早めに手当にいらしてください。