年末年始に連休をとる意味について
四半期に一度くらいは、しっかりした連休をとったほうが良いですよ。
いつも患者さんにお伝えすることの一つです。
使い続けて蓄積していった疲労感や、筋肉のもつ疲れ、そして日々のルーティンや思考でダメージを受けている脳にしっかりと休養を与えてあげましょう。
しかし、これには相反する重要な項目もあります。
いつもの習慣を忘れないようにする
一定のリズムや毎日の習慣でしてることを一回やめてしまうとやりにくいですよね。
筋肉は非常に燃費の悪い組織のため、使うことをやめると脳がすぐに察知して、その部分へのエネルギー供給をカットしようとします。
これが筋肉がすぐに落ちてしまう大きな理由となります。
休み明けに「だるーい、仕事やりたくなーい」と感じるのは、あなたが普段使い慣れた筋肉が鈍ってしまったことと大いに関係があるのです。
では、どうするのが正解か
朝起きる時間や、寝る時間、食事を摂る時間などの一日の中で行う習慣は、極力変えないようにしましょう。
もちろん1時間くらい寝坊をするのは全然問題ないですし、むしろ普段に全く根が足りてない方はこの機会に規則正しい生活を取り入れるようにしましょう。
普段以上にだらけすぎない。
というのが肝心です。
パソコンをお仕事で触る方は多いと思いますが、目・肩・腰などへのダメージが溜まりやすい大きな要因です。
でも、まったく避けて通ってしまうと、休み明けの一週間は地獄になるかも知れません。
酷使をしなくていいんです。
一日一時間くらいでも充分刺激になるため、普段どおりにデスクに向かう時間も作ってみて下さい。
ちなみに、PCでなくても良いのです。
(目を休めるためにはPCやスマホじゃない方がいいですね)
本を読む、クロスワードパズルにいそしむ、工作をする、ネイルを整えるとか趣味の方向に持っていって大丈夫です。
同じ姿勢を長く保つことを訓練としておこなう。
そして、取り組む際にはその環境を極力よくするように努めて下さい。
いじめることではなく「筋トレを普段どおりにする」くらいの意味合いで、怠けないように刺激をしておくだけです。
最大限の労りを
さあ、いつも通りのことを少ししたら、肩こりになる人はやっぱり肩こりが出ます。
そこで、社内ではできないストレッチや体操をするんです。
おおっぴらに伸びたり縮めたり、首をぐるぐる肩をぶんぶん回しても誰も文句を言いません。
あなただけのペースで身体を使って、そして緩めることができる。
これを数日間も続けてできるのが、連休の強みなんです。
今回の年末年始は、暦どおりにお休みしても結構な連休になる方が多いですね。
身体の休養・脳の休養、そしてちょっとの刺激して活性化して、連休をさらに充実させましょう。
休み明けの調子がいつもよりちょっといいかもと感じられたら、あなたの調整はとてもうまく行った証拠です。
ぜひ頑張って下さいね。