判断することの大切さ

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私事ですが、先日母親が入院しました。
腸閉塞による救急搬送です。

一日遅かったら腸管は破裂していて、命が危なかったと担当医師から伺いました。

救急車を呼ぼうと判断した母親の勇気が一命を取り留めることにつながったのです。

母が暮らす地元のクリニックでは「便秘」として診断を受け、薬も処方されていました。
搬送される前日にも強い腹痛で再来したものの、処置はできないとのことで、紹介状を用意しておくから後日取りに来てほしいとの対応だったそうです。

あらためて「判断することの大切さ」を教わりました。

昨今では安易に救急車を呼ぶなという気風があるため、咄嗟の判断を迷ってしまうことも多いです。「いつもとは絶対ちがう」と感じたら、迷わず行動することが大切です。

これは個人的な意見となりますが、私たちのような治療家だけでなく、ときにはドクターでも、自身の専門分野で解決づけるような見解を持ってしまいがちです。

「いつもより肩こりが酷い」と患者さんから訴えがあった場合、その症状がなんであるかを判断するのは、治療経験によって大きく差がでます。

肩こり=整形外科の事案とする短絡的な判断が、大事故になることもあります。

血圧や脳圧の変化も関わっていますし、ストレス過多や眼精疲労でも影響が出やすい部位です。さらに、心臓疾患からも痛みを出すこともあるので、肩こり一つとはいえ、安易に考えることはできません。

今回、母親の通っていたクリニックの先生が可能性を示唆していたのかは不明ですが、このような予測が医師にまったく出来なかったとは到底思えません。なにしろ10日間もまともな便通がないのですから。

前日に訪ねた際に「緊急事態」と判断できなかったことも正直驚きました。

最終的には患者さんが自身を守るのだと。そのためには正常な状態がどの程度であるのかを日ごろから把握していくことも重要です。

そして、頼りになる味方を周りにみつけておくこともとても大切になります。

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