よい睡眠を取るための考え方
夜になっても眠れない。一度目が覚めたら寝付けない。
といったお話を30~50代の方からも聞くようになりました。
「睡眠障害」と呼ばれる現象は、どうしたら解決できるのでしょう?
そもそも睡眠とは、PCなどの「省電力モード」であり、臓器の機能を最低限にしたり、視界を遮ることで余計な情報が新たに入ってこないように制限をかけたりして、動き続けている身体の負担を減らすための時間です。
「カラダを休める」というのは、睡眠を摂ることではじめて達成できるのです。
横になっていれば眠らなくても大丈夫というような意見もありますが、脳が起きている状態では、真の休養をとることはできません。
自律神経という単語を耳にすると思いますが、自分の意志で調整できないこと(たとえば心臓の鼓動など)をしてくれている神経です。
これが正常に働くためにも睡眠は重要です。
自律神経が狂うことで良質な睡眠をとれなくなる負のループにもなりかねないので、こじれないうちにしっかりと対策を立てましょう。
眠れないときに「寝よう、寝よう」としても眠れなくなるため、無理して寝ないのも時には大事ですが、眠るという行為自体を放棄することは、生きるのに辛く困難な状態になりやすいため、眠りへの努力は続けていくべきと考えます。
科学的なお話もありますが、生活の中で実践しやすいことをいくつか挙げておきますので、ぜひ試してください。
- 耳栓を付けて眠る
- 疲れるくらいの運動をする
- 部屋のカーテンをしない
- とにかく早起きしてみる
- 40度以下の湯船に30分浸かる
- 眠くなるまで寝ない
- 一週間の起床時間を変えない
- 冷房をかけて寝る(少し寒いくらい)
十分な質の良い睡眠を得られるだけで、毎日の生活はかなり変わります。
ひいては、人生そのものの質が上がるといっても過言ではありません。
専門用語を使えば「副交感神経優位」といいますが、要はリラックスをどうやったら自分はできるのかを見つけていけば良いのです。
自分の力でリラックスしにくい人は、他に求めたらよいと思います。
寝かし付けてはあげられませんが、身体と心のリラックスで眠りやすい毎日をお手伝いすることはできるはずです。
肩こり・首こり・頭痛の原因もしかしたら、あなたの睡眠障害が引き起こしているかもしれません。逆にあなたの肩こりや頭痛、背中の緊張や、顔のこわばりが睡眠の邪魔をしているのかもしれませんね。
自分には関係ないことと思わずに、少しでも疑問を感じたら、正しい眠りとリラックスについてを考えてみてください。
ちなみに自分は寝る前に必ずお気に入りのオードトワレを2プッシュしてから休みます。
眠れないときは、目を機器で温めながら、耳栓をしてすべてをシャットアウトします。
眠るための「儀式」みたいな入眠動作を決めてしまうと案外眠れますよ。